国際会議や見本市など海外のイベントに参加するビジネスマン向けに「おすすめホテル」や「ホテル選びのポイント」をご紹介しています。便利で快適なホテル探しに是非お役立てください。

ホテルの客室設備やアメニティーいろいろ

今回は基本的なホテルの客室設備についてご案内していきたいと思います。

客室設備はホテル選びをする時に是非目を通していただきたいポイントの一つです。

現地についてからあれが無いこれが無いと困らないためにも、基本的な設備の有る無しはチェックしておいた方が無難です。

それでは客室設備にはどのようなものがあるのかさっそくみていきましょう。

ホテルのインターネット環境

今では当たり前になりつつありますが、ホテルでインターネットが使えるかどうかは気になるところですよね。

出張ならノートパソコンタブレットを持参する人も多いですし、スマホを使って現地で観光やレストラン情報を集めて行動する人も増えています。

そういった需要にこたえて幸い先進国のほとんどのホテルで何らかのインターネット回線(主にWi-Fi)を無料または有料で使えます。有料の場合は24時間制で部屋にチャージされる形式(使用開始から24時間立つと自動的に接続が切れる。)が多く、料金は24時間につきUS$10~15ぐらいが相場です。

ホテルのインターネットは「Wi-Fi」が主流ですが、一部「有線(LANケーブルでつなぐ形式)」しかないホテルもあります。ノートPCなら問題ないと思いますが、タブレットやスマホは注意が必要です。

仕事机(ワークデスク)

ビジネス目的の滞在でしたら必需品。

出典:Booking.com
Marriott Marquis Washington DC

あるのが当たり前のように思っていると、ランクの低いホテルでは机といえるものがベッド横のサイドテーブルしかない、といった事もあります。レジャー目的であればあまり気になりませんが、ビジネス利用の場合は念のため確認しておいた方が無難です。

ちょっとしたメールを送るぐらいならベッドの上でOKかもしれませんが、ガッツリ資料を作ったりするのは骨が折れます。

3ツ星以上のホテルならワークデスクはまず設置されていますし、高級ホテル特に新しいホテルではノートPC用のコンセントやLANケーブルの差込口、可動式のデスクライトなどがワークデスク上に配置されていて仕事のしやすい環境を整えています。

ミニバーまたは冷蔵庫

「ミニバー」は有料の飲み物や軽食が入っている小さな冷蔵庫のこと。

料金はスーパーやコンビニより割高ですが、近くにコンビニが無かったり、夜遅くて出かけるのが面倒な時などには重宝します。なかには自動精算システムがついたミニバーもあり、これは中のものを出しただけで料金がかかるので注意が必要です。

ちなみに一部の高級リゾートホテルではミニバーに入っているものが無料という嬉しいサービスをしているところもあります。

尚、ミニバーの清算はチェックアウト時にまとめてするのが一般的です。

「冷蔵庫」は普通の中身が空の小型冷蔵庫です。

冷蔵庫かミニバーがあるとコンビニで買った飲み物も冷やしておけて重宝しますが、どちらもない場合、ちょっとブサイクですが筆者は部屋にあるシャンパンクーラー(プラスチックかステンレス製のバケツのような容器)に氷を入れて、ビールなんかを冷やしています。たいていのホテルが客室フロアの廊下にアイスメーカーを設置しているので氷はそこで調達します。

コーヒーメーカー

インスタントコーヒーや紅茶を楽しめるコーヒーメーカー。ホテルによってはスターバックスやシアトルズ・ベストコーヒーなど人気の銘柄のものを置いていたり、高級ホテルではエスプレッソマシンを設置しているところも(これがあるとちょっとテンションが上がります。)。

これらは無料の場合が多く、その場合は通常「Complimentary(無料)」と書いてあります。有料であれば料金表を貼るか置くかしていますが、どちらかよくわからない場合はフロントに聞いてみましょう。

食器類

部屋とバスルームにはコップかグラスが1~2セット置かれているのが一般的ですが、基本的にお皿やナイフ、フォークなどは置かれていません。

ランクの低いホテルではプラスチック製や使い捨ての紙コップの場合もありますが、高級ホテルではガラス製のグラスやワイングラス、陶器のコーヒーカップのセットやワインオープナーが用意されていることもあります。

キチネット、フルキッチン

出典:Booking.com 
Residence inn San Diego Downtown/Gaslamp Quarter

コンドミニアムのような長期滞在やファミリー向けのホテルにはキッチン設備が付いていることがあります。

「キチネット」は、シンク、電子レンジ、簡単な食器、小型冷蔵庫ていどの「簡易キッチン」です。

「フルキッチン」はシンク、電子レンジ、食器類はもとより、コンロや包丁、まな板、トースター、フライパン、家庭サイズの冷蔵庫まで料理に必要な設備が一通りそろっていてます。

「マリオットグループのレジデンスイン(Residence Inn)」、「ヒルトングループのホームウッドスイーツ(Homewood Suites)」、「IHGグループのステイブリッジスイーツ(Staybridge Suites)」といった、各社が世界中に展開している長期滞在・ファミリー客向けのブランドは全室フルキッチン付きです。通常どのブランドもランクは3ツ星に分類されていますが、客室は基本的に寝室エリアとダイニング兼リビングエリアに分かれていて一般的なビジネスホテルより広く、キッチンを使わない人にとっても快適。また宿泊ゲストには無料朝食が提供されるなど嬉しいサービスもいっぱいで3ツ星以上の価値があります。これらはリゾート地だけでなく、大都市の一等地にも展開しているので機会があれば是非試してみてください。

バスアメニティ

出典:Booking.com Park Hyatt Chicago

石鹸、シャンプー、リンスドライヤーは概ねどのホテルの客室にも常備されていますが、こだわりのあるホテルではボディーローションや綿棒、コットン、ブラシなどなどバラエティーに富んだアメニティをそろえています。

特にラグジュアリーなホテルはアメニティを高級ブランドでそろえたり、エコやオーガニックもののブランドやスパのオリジナルプロダクツにしたりとバスタイムを楽しむための気遣いがいっぱいです。

日本のホテルには当たり前のように常備されている「歯ブラシ」「歯磨き粉」「シェーバー」は海外のホテルに置いてあることは稀なので持参することをお勧めします。

タオルは通常「バスタオル(大)」「フェイスタオル(中)」「ハンドタオル(小)」を人数分と「バスマット」1枚が置おかれています。

その他にも高級ホテルでは室内スリッパやバスローブが置かれていることもあります。

近年多くのホテル(特に欧米のホテル)がエコへの取り組みを強化しています。その一環として「清掃時のタオル交換」や「シャンプー等アメニティの交換」の頻度を下げるといった取り組みがあります。知らずに泊まると清掃がいい加減なホテルのように感じてしまいそうですが環境保全のための大切な取り組みの一つです。

タオル類はバスルームの床に置いているものだけを交換する方針のホテルが多く、この取り組みをしているホテルはだいたいバスルームの床に置いてあるタオルだけ交換すると張り紙をしています。

シャンプー等は「十分な量が残っているものは交換しない」もしくは「通常サイズのボトルを設置して、減った分だけ中身を補充」するという形式にが多いようです。

その他にもシーツの交換を希望制にするなどの取り組みも見られます。(もちろんゲストチェックアウト後は交換されます。)

バスタブとシャワー 客室設備

出典:Booking.com Marquis Washington DC

世界のホテルのバスルームはお国柄を反映してさまざまなスタイルがありますが、大まかに分けて以下のような種類があります。実際にはその国の習慣によって細かな違いもあり、もっとバリエーションは多彩ですが、ざっくりとしたタイプは以下3つうちのどれかに当てはまると思います。

バスルームの基本的なスタイル
  • シャワーのみ
  • バスタブとシャワー
  • バスタブ+セパレートシャワーブース

   シャワーはそれぞれ固定式か可動式(ノズル付き)の違いがあります。

筆者は旅先でもゆっくり湯船につかりたい派ですが(きっと日本人の多くは同じはず。)、残念ながら習慣の違いもあって欧米のホテルはランクに関わらずシャワーオンリーの割合が高いです。

どーしてもバスタブ付きの部屋を希望される場合は以下のような予防策をとるとバスタブ付きの部屋に泊まれる可能性が上がると思います(100%にはなりませんが…)。

どうしてもバスタブ付きの部屋が希望なら
  1. 客室設備を確認して全室シャワーオンリーのホテルは予め選択肢から除いておく。
  2. 予約時にバスタブ付きの部屋をリクエストしておく。
  3. さらに必ずチェックインする時にもバスタブ付きをリクエストした旨を申し出る。
    部屋に通されてからでは説明や移動が面倒ですし、積極的に対応してもらえないこともあります。

尚、基本的にホテルは早く到着したゲストから順に部屋を割り振っていくため、混んでいたり到着時刻が遅いと希望通りにならないこともあります。

リクエストはあくまでもリクエスト、確約はされないのでチェックインの時点でバスタブ付きの部屋が残っていなければあきらめるしかないのが実情です(悲)。

セーフティーボックス

ホテルではセーフティーボックス(Inroom SafeまたはシンプルにSafe)を備えているか、フロントで貴重品を預かってくれるシステムになっています。

余分な現金、パスポートなどの貴重品は必ずセーフティーボックスに保管しましょう。最近はノートPCも保管できる奥行きのあるものも増えてきました。

通常クローゼット内の下のほうに設置されています。

オーディオ・AV機器 客室設備

ホテルのオーディオといえばベッド横に置かれているラジオ付き時計が定番ですが、最近は4ツ星以上のホテルやデザイナーズホテルを中心に「IPODステーション」を導入しているところをよく見かけるようになりました。旅先でもお気に入りの音楽が聴ける嬉しい心遣いですね。

他にも使う使わないは別として、客室にCDプレイヤーやDVDプレイヤーを設置してCD、DVDの貸し出サービスをしているホテルもあります。

「テレビ」はよっぽど古いホテルでない限り薄型の大画面のものが設置されています。薄型テレビは今までやたらとスペースを取ってきたホテル特有の重厚なテレビ台を排して、壁掛けや吊り下げ式になることで、客室スペースの有効活用に貢献しているようです。

最近はNETFLIXなどの動画配信サービスを取り入れるホテルも出始めています。

アイロン 客室設備

アイロンも形はいろいろですが、3ツ星以上のホテルならアイロン台とセットで常備されています。

滅多に使わない方が多いかもしれませんが、飛行機異動などでシワになったスーツにはとっても重宝します。邪魔にならないよう通常はクローゼットの奥に置かれています。

客室設備用語

客室設備でよく出てくるワードをまとめてみました。

ホテルのオフィシャルサイトなどを確認する時のお役にたてば嬉しいです。

アイロンとアイロン台Iron/Ironing boardテレビTV
インターネット回線(無線)Wireless internet access/Wi-Fi電子レンジMicrowave
インターネット回線(有線)Wired internet access電話 Phone
エアコンAir conditioningドライヤーHairdryer
エキストラベッドExtra bed/Rollaway bedナイフ・フォークSilverware
禁煙 Non-smokingPots
グラス Glassesバスタブ Bathtub/Tub
コーヒーメーカーCoffee makerフライパンPans
コンロStovetop/Gas stove/Electric stoveベビーベッド Crib
DishesミニバーMini-bar
遮光カーテン Black-out curtains無料Complimentary
シャワーShower目覚まし時計Alarm clock
食洗器Dishwasher有料for a fee / for a charge
スリッパ Slippers湯沸し器 Instant hot water/Electric kettle
ソファベッド Sofa bed留守電機能 Voicemail
Desk/Work desk/Writing desk冷蔵庫Refrigerator

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はホテルの客室設備・アメニティについてご案内してみました。

ホテル予約サイトでは設備情報を簡単に確認できますので是非チェックしてみてください。

皆さんのホテル探しの参考になれば嬉しく思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました